Column 住まいのコラム

Vol.2

2014年4月15日

『この春、家族で訪れたい!住宅展示場の賢い活用術』

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Vol.02

『この春、家族で訪れたい!住宅展示場の賢い活用術』

2014.04.15up

ゴールデンウィークはイベント満載の住宅展示場へ出かけよう

イベント満載の住宅展示場へ出かけよう

広々とした住宅展示場には緑が多く、休日はイベントも盛りだくさん。
お子さんに人気のテレビキャラクターが来場したり、工作教室が開かれたり。フラワーアレンジやスイーツ教室などが開催される展示場もあり、子どもも大人も1日中楽しめます。カフェを常設している展示場なら、コーヒーを片手に好みの住宅を眺め、住まいのイメージをふくらませるのも楽しそう。
「最近の住宅ってどんな感じ?」と思ったら、お子さんと一緒にアミューズメントパークへ遊びに行く感覚で、気軽に展示場を訪れてみては。

また、今年のゴールデンウィークは、2015年からの相続税の改正(※国税庁サイトへリンク)や次の消費税アップの前に、家づくりをじっくり考えられる最後の春に。親子3世代、住宅展示場でモデルハウス体験を楽しみながら、住まいの相談をするのもよさそうです。

モデルハウス体験は建物のスケール感がポイント

もちろんイベントだけではなく、モデルハウスを見てまわることにも楽しさと発見があります。ここでは、モデルハウス体験のポイントをチェックしていきましょう。

いろいろな住宅メーカーのモデルハウスが建ち並ぶ住宅展示場では、一度に多くの住空間を体験できます。一見すると、どれもきれいで好みの住宅に思えてしまいますが、デザインだけでなく建物と区画の大きさにも注目すると、自分の条件に合った家が見えてきます。モデルハウスを体験するときに注意したいのは、建物のスケール感です。大きな区画に大きな家が建っていると確かに立派に見えますが、実際に建てられている家とは、ほとんどの場合条件が違います。その点、あえて現実的なスケールの建物を提示しているモデルハウスは、リアルな空間体験と住まいの情報を得る場として大いに参考になります。

規模の目安は、敷地と建物の延床面積がそれぞれ30坪程度
たとえば、ポラスのモデルハウスのなかには、展示場の区画をあえて分割し、2棟の異なるコンセプトをもつ住宅を展示している会場も。隣家が迫る敷地環境など、実際の住宅事情に近い立地条件の確認にも役立ちます。また、展示棟数が確保できるため、同社の多彩なモデルハウスを1カ所の展示場で複数体験できるメリットも生み出しています。

住宅展示場

営業マンを上手に利用して最新情報を得よう

営業マン

住宅展示場では、住宅メーカーの営業マンなどが自社のモデルハウスで接客してくれます。彼らは住宅のあらゆる知識を備えたプロ。分からないことがあれば、どんどん質問しましょう。
とくに、消費税増税や住宅ローン控除の拡充、相続税改正などの住宅取得環境の変化はとらえておきたいところ。日々進化する省エネ設備や建材、デザインのトレンドなど家づくりの最新情報も、営業マンをとおしてしっかりチェックできます。

また、注文住宅は長い期間をかけて検討を重ねるため、営業マンとの相性も大きな決め手に。これからの家づくりをより楽しむために、営業マンとの相性を見極める場としても活用できそうです。

土日やGWなどの休日は展示場の来場者が多いため、営業マンからじっくり話を聞きたい場合は事前の予約がスムーズ。多くの場合、住宅メーカーなどの自社ウェブサイトに予約フォームがあるので手続きも簡単です。

さらに現場見学会でリアルな暮らしをイメージ

オープンハウス

住宅展示場で好みの住宅に出会えたら、次は実際にお客様が建てた家を見学できる「現場見学会(オープンハウス)」に参加してみるとよいでしょう。住宅メーカーや工務店、建築設計事務所のなかには、建築途中や竣工現場を見学できる現場見学会を開催しているところがあります。とくに、住まい手の声を聞ける施主宅の見学は今後住まいの検討を進めていくうえで、大いに参考になります。

さまざまなコンセプトの注文住宅ブランドを提供するポラスでも、現場見学会を随時開催しています。なかには、住宅展示場にモデルハウスを展開していないブランドもありますが、お客様のこだわりや設計者の空間提案を体感できる現場見学会は毎回人気を集めています。

スタートの春。家づくりも早めの始動がゆとりのカギに

近い将来、住宅購入を考えているのなら、消費税率が10%に引き上げられるタイミングは留意したいところ。2015年10月に次の増税が予想されるなか、家づくりの情報収集は今すぐ始められる消費税対策になります。

まずは家づくりのスケジュール把握から。注文住宅を建てる場合、土地を所有していなければ、条件に合った土地探しから始めることになります。家づくりの依頼先選びやプランニングと工事、確認申請や住宅ローンの審査にかかる期間も考慮すると、最短でも7~8カ月はかかるでしょう。建物規模や構造、地盤改良の有無などによっては、それ以上かかる場合も出てきます。

2015年10月に予定されている消費税率引き上げと、住宅価格の課税スケジュールについても改めて確認しておきましょう。8%引き上げ時と同様の経過措置があれば、来年3月末までの契約分なら、建物の引き渡しが10月以降でも適用税率は8%になります(※下図)。いずれにしても、消費税率引き上げのタイミングに注目するなら、家づくりの時間はそれほど余裕がないことが分かります。

スケジュール


検討開始は7月

もちろん、こうした家づくりや税制のスケジュール、住宅ローン減税などの優遇措置の情報は住宅展示場で得られます。家づくりが進行中の人も、これからの人も、この春は家族で住宅展示場に足を運んでみては。楽しいイベントのほか、人や情報、家との出会いが、後々の住まいづくりに時間と気持ちのゆとりをもたらしてくれるはずです。


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