Case 建築実例

錫色(すずいろ)の家

日本の伝統的な設えや色彩を纏い、「和」の要素を丁寧に取り入れた現代的なお住まい。リズムと変化のある空間がリビングに開放感を生みだし、植物との共生が暮らしに潤いをもたらしています。回遊性のある家事動線により、毎日が快適になる工夫も取り入れました。

錫色(すずいろ)の家
伝統色を纏った三角屋根の外観

伝統色を纏った三角屋根の外観

なだらかで大きな切妻屋根と、造作庇がポイントのファサード。外壁は錫色(すずいろ)を纏い、上品な雰囲気を醸し出しています。流行り廃りに左右されない日本の文化である「和」の要素を組み込み、シンプルなデザインに仕上げました。

天井にリズムを演出した2階LDK

天井にリズムを演出した2階LDK

天井の色味を段階的に明るくする事で、広がりを強調した2階LDK。キッチンの天井は低く、濃く。ダイニングの天井を1段上げて、色をやや薄く。リビングの天井は高く、白くし、空間の用途ごとに天井の色を分けています。

開放感と陽光を享受する心地よい空間

開放感と陽光を享受する心地よい空間

ダイニングキッチンとリビングの天井高にメリハリをつくる事で、リビングの開放感を一層際立たせています。また、室内に大きめの観葉植物を置いても違和感のない高さを計画。高窓から陽光が差し込み、お施主様のご要望である植物と共生する住まいを叶えました。

天井に化粧垂木を施したリビング

天井に化粧垂木を施したリビング

リビングの勾配天井は、「和」の要素である化粧垂木を天井に見せています。ラフターロックというオリジナル金物が、屋根の強度を強くし、無粋な火打ち材が無い、スッキリとした美しい勾配天井を実現。また、ソファーの色と壁面の色を揃える事で、家具と建物との一体感を持たせました。

造作テーブルを設えたダイニングキッチン

造作テーブルを設えたダイニングキッチン

ダイニングテーブルはオーダーメイドで、通路のスペースを考慮してサイズを決めています。また、壁面の建具は壁の色に合わせて、ブラックやホワイトなど壁面ごとに扉の色を変えました。空間のメリハリと色彩のメリハリをつけ、落ち着きのある空間を演出しています。

色合いと質感を統一したダイニング空間

色合いと質感を統一したダイニング空間

テーブル板のナチュラルカラー、テーブルの脚と腰壁の支柱はスチールのブラックで、色合いと質感を統一。使う箇所ごとに素材や色のトーンを揃える事で、観葉植物の緑と各面のコントラストが美しく、落ち着いた空間を醸成しています。

キッチン背面の回遊性のある家事動線

キッチン背面の回遊性のある家事動線

キッチンの裏側にウォークインクローゼットを設け、冷蔵庫横の扉からアクセスできる仕様。ウォークインクローゼット→洗面脱衣室へと繋がり、ダイニング背面の扉から回遊が可能となっています。水回りと収納をまとめた、回遊性のあるコンパクトな家事動線が魅力です。

職人の美意識に包まれた玄関

職人の美意識に包まれた玄関

玄関に足を踏み入れると目を惹かれる、「なぐり仕上げ」の式台。職人の粋な美意識が生み出した、日本の伝統的な意匠仕上げです。土間部分は、玄関ポーチと同じ素材を用いた洗出し仕上げで、玄関とポーチの一体感を演出。奥にはシューズインクローゼットを設け、生活感をすっきりと隠しました。

ブランド

POHAUS(ポウハウス)

竣工年月 未定
敷地面積 120m²~
延床面積 90m²~
工法・構造 木造軸組工法
家族構成
間取り その他
本体価格