Vol.23
2018年3月9日
土地から探している人必見!「土地+自由設計の家」というもうひとつの選択肢
「建築条件付土地」って何? 正しく知って選ぼう
売り手が決めた住宅会社で建てるのが前提
一定期間内に建築の請負契約をすることが必要
もうひとつ、建物を建てる契約(請負契約)を「一定の期間内に行う」という条件が付くことも覚えておいて。その期間は、一般的に3ヶ月が多いようです。請負契約は、どんな建物を建てるかがはっきりした段階で結ぶものですから、土地購入から、決められた一定期間(例えば3ヶ月)しか打ち合わせの時間がない、ということになります。
また、条件を受け入れて土地を購入しても、途中で条件が整わなくなった場合、土地の売買契約が白紙解除になってしまいます。例えば、住宅会社と打ち合わせを進めるうちに、工事費や間取り・仕様などの折り合いがつかず、請負契約を締結しないままに3ヶ月を過ぎてしまった……というようなケース。その場合、すでに支払った手付金などは返金され、違約金や損害金も発生しません。
建築条件付土地にはこんなメリットがある
以上が建築条件付土地の概要ですが、買い手にとってどんなメリットがあるのでしょうか。
土地購入と住宅建築をセットで行う場合、それぞれが別々の会社であったり、同じ会社でも別々の担当が付くということが多々あります。それに比べ建築条件付売地の場合は、最初から最後まで土地・建物を一人の担当者に任せることができます。そうすることにより複雑な住宅ローンの手続きもスムーズに行うことが可能です。
また、土地だけの購入の場合、ガスや上下水道などのライフラインが引き込まれていないと、別途整備費用がかかるため予想外の出費が発生することも。建築条件付土地は建売と同様、ガスや上下水道などのライフラインは引き込みされていますので、整備費用は別途かかりません。
さらに、ある程度まとまった区画が一社によって販売される場合は、新しくきれいな街並みの中で暮らせます。古いコミュニティにいきなり入り込むのとは違い、似たような世帯が同時期に入居することになるので、近所付き合いの面で気が楽なのもプラス要素かもしれません。
いい家を建てたいなら売り手を見極めて
売主が不動産会社か住宅会社かによって、家づくりの進め方やできあがる建物の質には幅が生じます。住宅会社は自社の建物を建てることがゴールであり、土地が決まっていないお客さまにも建ててもらいやすいようにあらかじめ土地を用意しておく、というのがスタンス。家づくりに対するきめ細やかさが期待できるでしょう。ポラスの注文住宅なら、設計やデザインの自由度も高くなっています。
総合してみると、土地を買って注文住宅を建てたい人で、特に住宅会社を決めていない人には、住みたいエリアに建築条件付土地が出ていたらラッキーだといえそうです。また、分譲を買おうとしていたが、家族が多いなどで間取りの合う物件が見つからないというような場合も、設計の自由が利くので向いています。そして、もし「建てるならこの会社で」と決めている住宅会社があるなら、その会社が販売する建築条件付土地を探してみてはいかがでしょうか。
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