Column 住まいのコラム

Vol.51

2022年11月10日

安心できるローコスト住宅を建てるには

デザイン・間取り

優先順位と予算配分のバランスがカギ

せっかく注文住宅として建てるなら悔いのないようにつくりたいもの。しかし、用意できる建築資金にはどうしても上限があります。また建てたあとの生活もありますから、建築費はなるべくなら無駄なく、ローコストに抑えたい。そのように考える方も多いことでしょう。
 一般的に「ローコスト住宅」というと、30~40坪程度の床面積で1000万~2000万円台前半くらい、坪単価でいうと50万円未満くらいの住宅をイメージされる方が多いようです。住宅会社によっては、仕様を統一することで建材や設備を大量に一括で購入して仕入れ値を落としたり、材料や施工手間の無駄をなくすために設計・施工のシステムを合理化したり、プランやデザインのパターンを絞っていわゆる「規格型住宅」にまとめたり、といった様々な工夫が見られます。
 自分たちの求めるライフスタイルにおいて、ちょうど当てはまるような仕様の住宅があるなら、そうした家を建てて、使わなかったお金を教育やレジャー、インテリアなどに回すというのも賢い選択肢のひとつと言えそうです。
ただしあまりにも費用を省いて、安っぽく見えたり、安全性に問題があるようでも困ります。かけるべきところには費用を確保して、そうでもないところは抑えるといった予算配分のバランスをとることが重要になります。
 そのためにもまず考えておきたいのは、要望の優先順位。何をおいてもまず実現したいのはどういうことか。どんな暮らしをしたいのかをよくシミュレーションしてみましょう。自分たちのこれまでの暮らしを朝起きるところから夜寝るところまで、思い出しながら追っていくと、今の暮らしの問題点、新居でかなえたいことなどが具体的に見えてくるはずです。

ローコスト住宅を検討するときの注意点

ひと口に「ローコスト住宅」といっても様々なものがあります。検討する際には以下の点に気を付けるとよいでしょう。

・販売価格にはどこまで含まれているか
一般的に「本体価格」「建築費」というと、構造、屋根、外壁など建物のみの価格を指し、内装や設備などは基本的な仕様にとどめられていることがほとんどです。自分の好みの内外装、キッチンなどを入れるとたちまち予算オーバーということも。
また家を建てる場合、建物の工事費だけでなく、軟弱地盤を改良する工事や、新規造成地なら水道やガス管を敷地内に引き入れる工事、本下水が通っていない地域では合併浄化槽を設置する工事も必要になります。
その住宅会社が提示している価格には、何が含まれていて、そのほかにどんな費用が必要になるのか、事前に確認しておきましょう。

・実際の施工事例を見せてもらう
標準仕様のなかでどのくらいの内外装、設備機器が使われているのか、建物はどのようなデザインとなっているのか、実際に建てられた住宅の例を見学して、おおよその印象を確認しておきましょう。あまりにも安っぽく感じられるような場合には、別の会社を検討したほうがいいかもしれません。

・アフターサポートの仕組みを調べる
せっかく建てたわが家であれば末永く住み続けたいもの。そのためにも建ててからの点検・補修などのアフターサポートもきちんと引き受けてくれる会社を選びましょう。何年目にどのくらいの補修が必要で、どのくらいの出費になるのか、事前に確認して積み立てておくといった用意もしておけるといいですね。

品質に妥協なしのローコスト住宅「モクハウス」

ポラスの注文住宅でローコストとして人気があるのが「モクハウス」です。建物本体価格1,290万円(税込1,419万円)からの家づくりが可能。注文住宅と分譲住宅をともに扱うポラスならではの両方の"良いとこ取り"をしたモクハウスのセレクト住宅は、ポラスグループの家づくり品質のノウハウを生かしつつ、低価格に抑えることをとことん追求。「家の品質は妥協したくないけれども、なるべくローコストに」というニーズにぴったりです。

・仕様も人件費も広告費も、極力抑える
モクハウスのプランは基本スペックのみで構成。無駄のない構造を採用し、標準設備を限定することで住宅設備全般の仕入れ価格を削減。食器洗い乾燥機や床暖房などは、ご家庭によっては過剰な設備となるため、オプションとなっています。またベースとなる間取りプランを選ぶセレクト住宅のため、スタッフとのヒアリングや打ち合わせなどは最低限の回数でOK。必要以上に打ち合わせに時間をとられることがありません。徹底的に建築コストを抑える工夫をしています。

・大量発注によるコストカット
ポラスグループでは年間4,000棟以上の新築を建てています。グループ内のネットワークを生かし、メーカーを絞り込むことによって、ポラスで多く使われている設備を一括仕入れ。合理的に大幅なコスト削減を実現しています。

・プロが考えた200以上のプランで効率化
モクハウスでは厳選した200以上のプランを用意。ポラスでご契約いただいたお客様からのアンケート内容を反映させて作っているポラスの分譲住宅のうち、さらに人気の高かったプランを抜粋したのがモクハウスのプランです。すでに評価の高いプランをベースにしているので、後悔の心配はなし。いちからプランを作成せずにすむので、プランニング業務にかかる費用も効率化されています。


モクハウスについて詳しくはこちら

充実のアフターサポートで建てたあとも安心

ポラスは地域で50年以上の歴史を積み重ねてきた住宅会社です。培ってきた技術とノウハウで、安心して暮らせるローコスト住宅を提供しています。それこそが価格以上の魅力となって多くのお客様に選ばれる理由となっています。
 充実したアフターサポートもポラスならではのもの。お引き渡しの後は、3か月・1年・2年・5年・7年の定期点検(無償)を実施しています。保証は、10年毎にご提案する建物診断(有償)と保証延長工事(有償)を実施することで長期保証を30年まで延長できます。それはローコストでも変わりません。大事な資産である住まいを守り、末永く安心して暮らすための仕組みが用意されています。