Column 住まいのコラム

Vol.31

2019年7月5日

順序を間違えると失敗する?!土地を買って注文住宅を建てるコツとは?

土地探し

土地購入だけ始めることのリスクを知っておこう

 マイホームを持つなら、自分たちの住みたい場所に、理想をかたちにした家を建てたいと願う人は多いはず。土地を購入して注文住宅を建てることで、それはかなえられます。しかし、最初に何から始めたらいいのかわからず、迷っていませんか?
「どこに住むかを決める」→「土地を購入」→「建築会社を探す」。これは一見自然な流れに見えますが、果たして正解でしょうか。実は、先に土地を決めてしまうと、家づくりがうまくいかないことがあります。大抵の人は予算に上限があるため、計画的に進めないと思わぬところでつまずきかねません。
 仮に、希望通りの土地が見つかり、購入契約を結んだとしましょう。いざ住宅会社へ赴き予算を伝えて相談してみると、住みたい家を建てるには予想より費用が必要だと判明するかもしれません。しかし、すでに土地の購入契約をしてしまっていては、引き返すことができないのです。

「土地探し」と「家を建てる建築会社選び」は同時に

 そのような失敗をしないためには、「土地探し」と「家を建てる建築会社選び」を同時に行うことがおすすめです。不動産会社と住宅会社を行ったり来たりするよりも、不動産部門をもつ住宅会社に相談すれば、家と土地を同時に考えることができベストな予算配分も可能に。例えばポラスの「体感すまいパーク」には不動産専門スタッフがいるので、モデルハウスでどんな家にするかを検討しつつ、土地の具体的な相談も行えてイメージをつかみやすくなります。
 そこで得た情報を元に、立地や間取りなど全体的な希望条件を整理するため、家族と話し合いましょう。そして出てきた意見の中で、必ず叶えたいことは何か、妥協してもいいことは何か、優先順位をつけておくと方向性が見えてきます。

注文住宅の強みを生かせば土地代を抑えられる

 優先順位付けで「人気のエリアに住むこと」が上位にある場合、思ったより土地代がかさんで家づくりに回す予算が足りない……ということも起こりがちです。でも、完全自由設計ができる注文住宅では、土地選びの可能性を広げられます。日当りや接道条件が良好で整ったかたちの土地は、当然人気があるため価格が高くなりがち。そこで、あえてあまり好まれない特徴をもつ土地にも注目して探してみましょう。北向きの土地や、奥まった場所にある旗竿地、段差があったり四角形ではないいびつな土地などは、価格が抑え気味になっています。そして、一見欠点に見える特徴をもつ土地でも、自由設計の強みを生かして快適な家を建てることは可能です。土地代を抑えられた分を建築費用に回すことができれば、より多くの希望をかなえられるでしょう。

資金計画も家づくりの知識があるところに相談を

 家づくりの土台になる資金計画も、どこに相談すべきか迷うところ。インターネット上のシミュレーションを利用して大枠をつかむことはできても、金利の動向など自分では判断しにくいこともあり、やはり専門家に相談するのが一番。いきなり銀行というのもハードルが高いですが、住宅会社のスタッフなら気軽に相談できます。住宅会社にローンに詳しいスタッフがいるかどうかは要チェックです。
 資金計画を立てるには、家づくりにかかる「総額」を把握することも重要。「土地代」+「家の本体価格」以外に様々な経費や付帯設備工事の額が加わり、予想より高額になることも。その意味でも、住宅ローンと家づくりのこと、双方に詳しい住宅会社のスタッフに相談すると安心です。ポラスには住宅ローンの専門知識を持つローンコンシェルジュが在籍。年間4,000件近いローンを取り扱っているので、豊富な経験を元に最適な住宅ローンを案内してくれます。

 こちらでは、「土地を購入してから住宅会社を決めて、家の計画を始めた場合」のケースで理想の家づくりができなかった、Pさんファミリーをモデルに、イラスト入りでわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。


マンガでご紹介!土地から探す注文住宅のコツ