妻「買った当時で築12年くらいの、中古住宅でした。いつか別の土地を買って新しい家を、と思っていたんです」
夫「前の家はとにかく日当りが悪かったし、住み替えるならもっと広い空間をと思って、土地を探していました。でも、いざとなると子どもの学区内では希望の土地がなかなか見つからない」
妻「雨漏りとか床板の浮きとか、家にガタがきちゃって。娘たちもそれぞれの部屋を持ちたい年頃だし、一回『仮に建て替えるとしたらどういう家になるのか』考えてみようと思ったんです」
夫「それでポラスさんに相談してみたら、この土地でも意外と広々と建て替えられることが分かって。家づくりって、安くしようとしたらできないことはないし、お金をかけたらきりがない。そういう意味では、オープンハウスで実際に暮らしているおうちを見学したのは、ひとつの判断基準になりましたね」
妻「見に行ったおうちのリビングが2階で、あぁこういうのもいいねって」
妻「半年の仮住まい期間ですね。そこは費用を抑えたかったので贅沢は言えないじゃないですか。新しい家ができるまでとは分かっていても……」
夫「仮住まい先が追い炊きのできないお風呂で、冬だったから大変で……」
妻「引っ越しの前の日に、新しい家のお風呂に入りにきたもんね(笑)」
妻「広い水廻りや日当りを手に入れたいというそもそもの建て替えの目的も、主人が欲しかった和室や娘たちそれぞれの部屋、
私の使い勝手にあわせたサイズのキッチンなど、家族みんなの希望も実現できたので満足ですね」
夫「僕自身はディテールにこだわりたいタイプで、たとえば和室はちゃんと本物の天井板を貼りたいと思っていたんです。
でも、その分天井が低くなるという指摘を設計の方から受けて、木目調壁紙に。結果よかったと思ってます。
内装のこだわりと広さどちらかをとるなら、やっぱり空間の広さをとって正解だったと思います」
妻「一度プランを具体的に立ててもらって、どこまで可能なのかを知ることが大切。遠慮せず、やってみた方がいいですよ。 建て替えは、やっぱり住み慣れた場所だからこそ、きっと満足できると思います」
1.2. リビングは天井板をなくして天井高を出したり
階段と部屋の間の壁をなくしたり、とにかく明るく
広く感じられるための設計の工夫があちこちに。