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建築実例
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市川の家
現代は情報を中心にいろいろな事が加速するように進んでいる。そのような社会の中で暮らし続ける疲労感さえ感じる。そこから離れた感覚を持つことも良いのではないかと感じる。市川の家は少し時間の流れがゆっくり感じることが出来る場を持った住まい。機能性や合理的な住宅が多いなか、それぞれのスペースが居場所として成立するように作る。リビング・ダイニング・キッチンというカテゴリーでの分け方ではなく。住む人が気分で選び取る居場所を連続して配置していく。
デザイナー 大湖正之


無垢床の部屋
ここは床に座してくつろぐ場所。壁面に配置された棚と化粧梁はペットの猫が歩くキャットウォークにもなっている。仕切りは大型の縦格子の引戸。

薪ストーブのある部屋
階段下の空間は薪の置場として利用されている。

薪ストーブのある部屋
室内に入って最初のスペース。キッチン・テーブルがありその奥に薪ストーブが見える。このスペースが外部とのつながりもあり、住まいの中心となる。

アイランドタイプのキッチン
キッチンはアイランドタイプ。ホールなどとの仕切りが無い場所に存在している。何となく全体が見える位置にある。

リビング
テーブルは、以前の建物(寿司屋)のカウンターを施主様が加工してテーブルとして再利用している。ベンチも同じカウンターを利用して作成されている。

セカンドリビングから階段
二階にあるセカンドリビングは階段越しに1Fのリビング空間と連続してつながる。格子の奥へは住人である猫だけが入る事が出来る。

ホール
部屋へのアプローチには仕切りが無く、奥がどのような空間になっているか期待を持たせるようにした。

玄関
玄関を入ると古い引違戸が現れる。この建具は以前この場所に建っていた旧家から移設してきたもの。