Column 住まいのコラム

Vol.64

公開日:2024年11月5日
更新日:2025年2月26日

注文住宅の間取りでおすすめの例は?チェックするべきポイントをご紹介!

デザイン・間取り
注文住宅の間取りでおすすめの例は?チェックするべきポイントをご紹介!
▼目次

注文住宅の間取りを決める際にチェックするポイント

注文住宅の間取りを決める際にチェックするポイント

注文住宅の間取りはライフスタイルに合わせて決める

暮らしやすい注文住宅の間取りはそれぞれの家族のライフスタイルによって異なります。間取りを考えるときに抑えておきたいポイントを紹介します。様々な建築実例を見て自分に合った間取りを考える参考にしてみてください。

土地や環境などを把握する

間取りを考えるうえでまずは、下記の情報を把握しておくことが大切です。土地の良し悪しを踏まえて間取りを考えることが、快適な生活につながります。
  • 土地の形状
  • 周辺の環境(隣家との位置関係、自然環境)
  • 方角(採光・風通し)
  • 道路

動線をシミュレーションする

誰しも、家事にかかる時間はなるべく減らしたいと考えるものですよね。家事動線の良い間取りでは、日々の家事におけるストレスや悩みを軽減し、効率よく生活できるようになります。特にキッチンや水回りは無駄な動きのない、自分の行動に合った動線を考えると快適に過ごせるでしょう。

収納スペースが十分にある

十分な収納スペースを確保できると、生活空間がすっきり、きれいになるため、日々の掃除が楽になります。また、家族構成の変化や、お子様の成長につれて必要なものが増えていきます。家を建てるときには十分だと感じていても、後に収納場所が足りなくなってくるかもしれません。新築時よりもモノは増えると頭に入れておくことで、収納面での後悔を少なくすることができるでしょう。

間取りの大枠を決める3つのポイント

家の間取りを考えるうえで、まずは下記3点について考えましょう。
玄関の位置
玄関の位置をどこにするかによって、部屋の日当たりが変わります。例えば、玄関を南向きにすると、南向きに配置できる部屋は限られてしまいますが、玄関をその他の方角にすると、南向きの部屋数を増やしやすくなります。
 
階段の位置
階段、リビング、2階の位置関係
 
階段の位置はリビング経由か廊下経由にするかで2階の間取りやスペース効率が大きく変わってきます。廊下が長くなってしまう、スペース効率が悪くなってしまう場合は、階段の配置を見直してみると満足のいく間取りができあがるでしょう。

性能や子育てでおすすめの間取り

性能や子育てでおすすめの間取り

省エネで高性能な家

住みやすさに大きく関わる断熱性や気密性などの性能面。太陽光発電システムや蓄電池など、設備面でも省エネを進めることはできますが、自然の光や風を活用するように設計を工夫することでも、省エネで快適な家が実現可能となります。
【画像上:省エネで高性能な家の間取り】

家事ラク動線で子育てがしやすい家

洗濯や収納スペース、キッチンとダイニングなど、家事に関わる場所はワンフロアにまとめ、横並びにすると家事動線が良くなります。ルーティンワークである家事は効率よくおこなえないと小さな不満からストレスも蓄積されていきます。
さらに子育てもおこなうことになると、なおさら効率よく家事をおこないたいものです。キッチンとダイニングが横並びにあると、料理をしながらでもダイニングやリビングにいるお子様の様子をいつでも見守ることができ、何かあったときでも手を止めてすぐにお子様のもとに駆けつけることができます。
日々の家事や育児を快適におこなえるような間取りを検討しましょう。
【画像下:家事ラク動線で子育てがしやすい家の間取り】

吹き抜けでおすすめの間取り

吹き抜けでおすすめの間取り

吹き抜けがある家

吹き抜けがあると部屋の天井の高さを感じにくくなるため、開放的な空間となります。吹き抜けや窓の位置によっては、陽の光を取り込みやすくなり、明るくより開放感を感じられます。このような開放感も住み心地の良さにつながってきます。
【画像:吹き抜けがある家の間取り】

2階リビング・庭でおすすめの間取り

2階リビング・庭でおすすめの間取り

2階リビングのある家

リビングを2階に配置する間取りでは、吹き抜けがある家と同様に、明るさや開放感を感じやすいです。また、土地が交通量の多い道に面している場合、1階のリビングでは人目が気にならない配置を考える必要があります。しかし、2階リビングの場合は、近隣歩行者の目線を外しやすくなり、プライバシーを確保できます。
【画像上:2階リビングのある家の間取り】

テラス・屋上・中庭がある家

土地の広さの都合で庭が作れない場合、テラスや屋上、中庭があると人目を気にせず外の空気を味わうことができます。日照条件が良くなくとも、設計を工夫すればテラスや中庭から明るい陽射しを取り入れることも可能です。屋上に設けるバルコニーでは、ゆっくりと空を眺めながらプライベート空間を満喫できます。
【画像下:テラス・屋上・中庭がある家の間取り】

スキップフロア・収納でおすすめの間取り

スキップフロア・収納でおすすめの間取り

スキップフロアのある家

スキップフロアを取り入れる最大のメリットは、縦の空間を最大限活用できる点です。壁や扉を取り付けずに空間を緩やかに区切りつながりを残すことで、家族の気配を感じることができます。例えば、キッチンで料理をしながらでもスキップフロアにいるお子様が遊んでいる様子を確認できます。いつでもお子様を見守れる安心な間取りです。
また、フロアを高くする分、床下に収納スペースを設けることができます。限られたスペースを有効活用することができる点もメリットの一つです。
【画像上:スキップフロアのある家の間取り】

収納スペースが多い家

収納スペースは多いに越したことはないと考える方も多いと思います。十分な収納スペースがあると、家の中が片付きシンプルな暮らしになると同時に、掃除などの家事の効率も良くなります。
ウォークインクローゼットやファミリークローゼット、ランドリー収納、納戸や土間収納など、収納の方法は様々あります。事前に何をどこに収納するかを考えてから間取りを考えることで、自分たちにピッタリの無駄のない収納スペースを設けることができます。例えばシューズクローゼットを広くすると、靴だけでなくお子様のベビーカーや遊び道具、旅行用のキャリーケースも収納でき、玄関回りがすっきりします。
【画像下:収納スペースが多い家の間取り】

二世帯・キッチンでおすすめの間取り

二世帯・キッチンでおすすめの間取り

二世帯を考えた家

一言で二世帯住宅といっても、間取りはそれぞれのご家族によって大きく変わってきます。玄関から完全に区切る、玄関や庭は共用だが他の部屋はすべて別々にする、フロアは分けるが空間を完全に区切らず、お互いを感じることができるようにするなど、注文住宅の場合はご希望に沿って間取りを考えることができます。
下記の間取りは玄関から分ける完全分離型の二世帯住宅です。お互いの世帯のプライバシーを十分に確保できる間取りです。
【画像上:二世帯を考えた家の間取り】

オープンキッチンの家

キッチンとリビングに区切りがなく、一体となっているスタイルがオープンキッチンです。料理中でも家族とコミュニケーションを取りたい、家族みんなで料理を手伝いたいというご家族にはぴったりの間取りです。また、壁を設けず開放的な空間であるため、休日に友人を招いてみんなが集いやすい空間にすることもできます。
壁がないことでカウンター越しに食事の配膳や片付けができ、家事動線が良くなる点も特徴です。
【画像下:オープンキッチンの家の間取り】

在宅・ペットがいる家族におすすめの間取り

在宅・ペットがいる家族におすすめの間取り

在宅ワークスペースを確保した家

在宅ワークをされる方は家で過ごす時間が長くなる分、部屋を充実させたいという希望がより一層強くなると思います。書斎にワークスペースを設けると、家の中にも仕事に集中できる空間ができあがり、仕事で使う資料を本棚に収納することもできます。一方リビングやキッチン横にスペースを設置すると、仕事をしながらでも家族を感じられる間取りとなります。
間取りを考える際に自分の希望するワークスペースの在り方を伝えると、快適な仕事時間を叶えられるかもしれません。
【画像上:在宅ワークスペースを確保した家の間取り】

ペットと暮らす家

愛犬や愛猫という大切なご家族がいる場合、人間と同じように暮らしやすいと思ってもらいたいと考える方も多いと思います。家中を走り回っても安全なように開放的でなるべくフラットな設計にしたり、専用の扉やステップなどのアスレチックを設置したり、間取りや設計に様々な工夫を凝らすことで、愛犬、愛猫との生活を充実させることができるでしょう。
【画像下:ペットと暮らす家の間取り】

平屋・家族団らんにおすすめの間取り

平屋・家族団らんにおすすめの間取り

シンプルな平屋の家

平屋住宅の最大の魅力は、ワンフロアにまとまっているシンプルな設計で
スペース効率や家事動線が良いという点です。例えば水回りの配置をまとめると、洗濯や片付けの作業がコンパクトになります。また、階段がないため、買い物帰りに重い荷物を2階まで運ぶといった負担もなくなります。
間取りがシンプルになる分、建物の性能を高めたり、良い設備を取り入れたり、別の部分にも予算をかけることができるようになります。
【画像上:シンプルな平屋の家の間取り】

家族とコミュニケーションが取りやすい家

違うフロアにいる家族とはなかなかコミュニケーションが取りにくいものです。そこで吹き抜けやリビング階段を取り入れる間取りも増えてきています。吹き抜けがあると2階から見下ろして1階にいる家族とコミュニケーションをとることができ、違うフロアにいても家族を感じることができます。また、リビング階段は2階に上がるためには一度リビングを経由する必要があるので、外出時や帰宅時に必ず顔を合わせることができます。
下記の間取りは、ダイニングからつながるキッズスペースに階段を設置しています。料理中や、キッズスペースで遊んでいるときに帰宅しても、家族で顔を合わせることができる間取りです。
【画像下:家族とコミュニケーションが取りやすい家の間取り】

注文住宅の間取りで後悔しないためのポイント

注文住宅の間取りで後悔しないためのポイント

家族の意見を聞き重要なことをまとめる

ハウスメーカーと打ち合わせをする前に、まずは家族で事前に話し合うことが重要です。一人の意見で設計を進めることなく、事前に要望をまとめて、現在の家の不満や新しい家の理想をすり合わせておくことで、家族全員が満足できる家づくりが可能になります。

採用したい間取りの優先順位を決めておく

なるべくたくさんの理想を叶えたいという想いでハウスメーカーも家づくりをおこなっていますが、すべての要望を叶えることは難しいです。そのため、実現したい間取りの優先順位を伝えておくと、設計時に家のバランスを見ながら理想に近い間取りを提案してもらえるでしょう。

自分に合う間取りかどうかを考える

人気のある間取りが自分に合う間取りとは限りません。家族構成やライフスタイル、周辺環境によって住みやすい間取りは異なります。おすすめや人気にとらわれず、自分や家族に合っているかを考えることで、失敗を防ぐことができます。

費用を抑えるためのポイントを知っておく

注文住宅は自分たちに合った家づくりができてこだわりを叶えられる分、予算オーバーになってしまうと心配される方も多くいらっしゃると思います。予算オーバーにならないようにするために、下記のようなポイントを見直すと費用を抑えることができるかもしれません。
  • 間取りをシンプルにする
  • 間取りを工夫し、設備にかける費用を抑える

間取り以外にもデザイン、住宅性能などで予算を抑える方法があります。実際にハウスメーカーに予算や希望を伝えて間取りのプランを複数もらうと比較しやすいです。

イメージしている間取りの画像を共有する

イメージを伝えていたつもりでも、ハウスメーカーとの認識に齟齬があると、完成後に想像と異なる部分が出てきてしまう可能性があります。自分のイメージに近い間取りや画像を共有することで、認識のズレを減らすことができます。現在は、インターネットやSNSにもたくさん間取りの写真が掲載されています。様々なものに目を通してみて、自分のイメージに近い写真を探してみることもおすすめです。

実際に注文住宅を見て自分に合った家づくりをしよう

実際に注文住宅を見て自分に合った家づくりをしよう
以上のように、注文住宅を建てるときは間取りを考えることがとても重要な役割を果たしているといえます。また、暮らしやすい間取りは人によって異なるため、ハウスメーカーと相談を重ねながら、自分に合った間取りを考えることができるかが理想の家づくりへのカギとなります。
 
ポラスの注文住宅では、工法やデザインの特徴が異なる5つのブランドが存在するため、自分の希望に近い間取りを見つけやすいでしょう。住宅展示場では実際に間取りを確認することができるため、実際の生活をイメージしながら家事動線や生活動線を試してみることができます。
 
また、千葉県・埼玉県にあるポラスの総合住宅展示場「体感すまいパーク」では、ポラスのブランドを比較して体感できます。モデルハウスはリアルサイズで建てられているため、実際の生活のイメージがしやすい点が特徴です。また、間取りだけでなく、資金や土地など家づくりに関するお悩みを気軽にご相談いただけます。

ぜひ一度ポラスの展示場にお越しください。
 
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